学校教育改革運動
Education
わかる授業 楽しい学校
332:より良い学級の雰囲気作り ~百人一首をとおして~
百人一首は、「ルールを守るようになる」「友達と仲良くなる」など、学級経営上とても有効な手段だと感じ、以下のようにとりくみました。
導入ではゲームをメインで行いました。ルールは遊びながら一つずつ指導していきます。例えば、「スタート時の姿勢は手を膝に置く」や「取ったとき手が下にある人が勝ち」などです。上の句を詠み始めると一気にスイッチが入り、教室に静けさが漂います。児童は楽しく活動しながらも「ルール」を守る大切さを学んでいきます。友だちと関わる場面も多く自然と会話が生まれ、皆に笑顔が溢れます。慣れてきたところで更に盛り上がるようにリーグ戦を始め、毎回入れ替え戦も行いました。
自主的に覚えようと練習してくる児童が出てきました。その児童を称賛していると、覚えようとする児童が次第に増え、音読の力を伸ばした子もいました。家族で百人一首の実践が話題に挙がった児童もおり、「これは恋の句だよ」という発言を取り上げ、意味の詠み取りにもつなげました。
百人一首の実践をとおし、学級の雰囲気がとてもよくなりました。今後も仲の良い学級をめざして、百人一首にチャレンジしていこうと思います。
導入ではゲームをメインで行いました。ルールは遊びながら一つずつ指導していきます。例えば、「スタート時の姿勢は手を膝に置く」や「取ったとき手が下にある人が勝ち」などです。上の句を詠み始めると一気にスイッチが入り、教室に静けさが漂います。児童は楽しく活動しながらも「ルール」を守る大切さを学んでいきます。友だちと関わる場面も多く自然と会話が生まれ、皆に笑顔が溢れます。慣れてきたところで更に盛り上がるようにリーグ戦を始め、毎回入れ替え戦も行いました。
自主的に覚えようと練習してくる児童が出てきました。その児童を称賛していると、覚えようとする児童が次第に増え、音読の力を伸ばした子もいました。家族で百人一首の実践が話題に挙がった児童もおり、「これは恋の句だよ」という発言を取り上げ、意味の詠み取りにもつなげました。
百人一首の実践をとおし、学級の雰囲気がとてもよくなりました。今後も仲の良い学級をめざして、百人一首にチャレンジしていこうと思います。
331:問題に気付き、自ら考え、実感を伴った理解をはかる理科学習
子どもたちは理科が大好きです。それは目の前の事象に対して様々な発見があるからです。その発見は一人でもできますが、友だちと考えを比べたり話し合ったりすることで深まりや広がりを見せます。
そのために授業で意識していることが二つあります。
一つ目は題材提示です。例えば、三年生の磁石の授業では、まず鉄の釘とステンレスの釘を用意しました。子どもたちは色も形も同じなのに磁石に引き付けられる物と引き付けられない物があることに驚き、材質に違いがあるのではないかと仮説を立てました。
二つ目は、子どもたち同士の話し合いの場の工夫です。身の回りにあるもので磁石に引き付けられる物と引き付けられない物を調べ、付箋紙に書きます。それを小黒板に貼り、分類する活動をグループで行いました。それを基にクラス全員で話し合いました。児童は話し合いの中から磁石に引き付けられる物は「鉄」であり、その他の物は引き付けられないという結論を導くことができました。
友だちの実験結果との比較、他のグループとの比較を通して児童の科学的な見方が形成されたと思います。これからも授業研究を通して、意見の交流を楽しめる児童の育成をめざしていきたいと思います。
そのために授業で意識していることが二つあります。
一つ目は題材提示です。例えば、三年生の磁石の授業では、まず鉄の釘とステンレスの釘を用意しました。子どもたちは色も形も同じなのに磁石に引き付けられる物と引き付けられない物があることに驚き、材質に違いがあるのではないかと仮説を立てました。
二つ目は、子どもたち同士の話し合いの場の工夫です。身の回りにあるもので磁石に引き付けられる物と引き付けられない物を調べ、付箋紙に書きます。それを小黒板に貼り、分類する活動をグループで行いました。それを基にクラス全員で話し合いました。児童は話し合いの中から磁石に引き付けられる物は「鉄」であり、その他の物は引き付けられないという結論を導くことができました。
友だちの実験結果との比較、他のグループとの比較を通して児童の科学的な見方が形成されたと思います。これからも授業研究を通して、意見の交流を楽しめる児童の育成をめざしていきたいと思います。
330:平和を愛する子どもたちのために・・・今、私たちにできること
平和について真剣に考える機会として、本校六年生では様々なとりくみを行っています。
①「被爆体験者講話」の実施と原爆写真展の開催。
②社会科の授業で討論会を行い、平和への関心を高め、戦争について理解を深める。
③戦争について子どもたち一人ひとりが課題をもち調べ、五年生に伝える。
被爆者のお話には、「戦争は二度としてはいけない」という熱い思いが込められ、子どもたちは真剣に講話を聴きました。社会科の授業では、平和をテーマにした討論会を行い、自分の思いを語り、友だちの思いを知りました。「戦争の真実をもっと知りたい」と考え、総合的な学習の時間を通し、歴史的事実からそれぞれが課題を見つけ追究していきました。まだ歴史学習をしていない五年生に「平和への思い」を伝えることを目標に一生懸命にとりくみ、発表会では、過去の戦争という事実について熱心に伝えあう姿が見られ、とても有意義な時間となりました。
戦後七十年を過ぎ、戦争を語れる方々は少なくなっています。子どもたちに平和を伝える教職員の役割が大きくなっていると感じる今日この頃です。
①「被爆体験者講話」の実施と原爆写真展の開催。
②社会科の授業で討論会を行い、平和への関心を高め、戦争について理解を深める。
③戦争について子どもたち一人ひとりが課題をもち調べ、五年生に伝える。
被爆者のお話には、「戦争は二度としてはいけない」という熱い思いが込められ、子どもたちは真剣に講話を聴きました。社会科の授業では、平和をテーマにした討論会を行い、自分の思いを語り、友だちの思いを知りました。「戦争の真実をもっと知りたい」と考え、総合的な学習の時間を通し、歴史的事実からそれぞれが課題を見つけ追究していきました。まだ歴史学習をしていない五年生に「平和への思い」を伝えることを目標に一生懸命にとりくみ、発表会では、過去の戦争という事実について熱心に伝えあう姿が見られ、とても有意義な時間となりました。
戦後七十年を過ぎ、戦争を語れる方々は少なくなっています。子どもたちに平和を伝える教職員の役割が大きくなっていると感じる今日この頃です。
329:「正しい視点」を示すことで事象や事物への関心を高める理科の学習
どっちに飛んでいる?
一九八六年に接近したハレー彗星、どちらに飛んでいますか?この質問に対して、多くの子どもたちは、「左」と答えるでしょう。尾を根拠にして、残像効果の経験や漫画の表現方法などから判断します。しかし、飛行方向は「左」ではありません。正解は、「この写真だけでは判断ができない」です。
「正しい視点」を示すとは
つまり、「彗星の尾」の正体を知らないと答は出ません。尾の正体は、「太陽のプラズマ風による彗星本体の粉砕物の輝き」で、写真からわかることは「太陽が左側にある」ということだけです。正しい視点を示すことで勘違いや誤解に気づき、「はっ」とした瞬間に大いに関心が高まります。そして、探究意欲が高まり、疑問点の解決へつながっていきます。
一九八六年に接近したハレー彗星、どちらに飛んでいますか?この質問に対して、多くの子どもたちは、「左」と答えるでしょう。尾を根拠にして、残像効果の経験や漫画の表現方法などから判断します。しかし、飛行方向は「左」ではありません。正解は、「この写真だけでは判断ができない」です。
「正しい視点」を示すとは
つまり、「彗星の尾」の正体を知らないと答は出ません。尾の正体は、「太陽のプラズマ風による彗星本体の粉砕物の輝き」で、写真からわかることは「太陽が左側にある」ということだけです。正しい視点を示すことで勘違いや誤解に気づき、「はっ」とした瞬間に大いに関心が高まります。そして、探究意欲が高まり、疑問点の解決へつながっていきます。
328:社会科の好きな子どもたちを増やすための工夫
~イメージの変換と環境作りをとおして~
社会科の好きな子どもたちを増やすため、子どもたちに新しいことを発見する楽しさと、教室の中で社会科といつも触れ合える楽しさを実感できる活動をおこなっています。
子どもたちは様々な事柄に対して自分なりのイメージを持っています。例えば「武士」のイメージです。「戦国武将」、「戦い」、「刀」などかっこいいを連想するものが多い傾向にあります。そこで、模造刀を教室に持ち込みます。最初は興奮した様子を見ることができますが、鞘から刃を出したとたん、表情が変わります。「かっこいい」のイメージが「怖い」に変わった瞬間です。イメージが変わるということは新しい発見をするということでもあります。
次に教室の環境作りです。社会科に関する学習漫画や本を用意し、常に子どもたちが自由に読むことができるようにしています。また、実物やレプリカを掲示することでいつでも見たり、触れたりできるようにしています。これらの活動をとおして、新たな視点で事象を捉えられるようになり、知識も増え、自然と社会科に関する話題が増えてきました。
今後も、イメージの変換や環境作りを大切にし、社会科の好きな子どもたちを増やせるように努めていきたいと思います。
子どもたちは様々な事柄に対して自分なりのイメージを持っています。例えば「武士」のイメージです。「戦国武将」、「戦い」、「刀」などかっこいいを連想するものが多い傾向にあります。そこで、模造刀を教室に持ち込みます。最初は興奮した様子を見ることができますが、鞘から刃を出したとたん、表情が変わります。「かっこいい」のイメージが「怖い」に変わった瞬間です。イメージが変わるということは新しい発見をするということでもあります。
次に教室の環境作りです。社会科に関する学習漫画や本を用意し、常に子どもたちが自由に読むことができるようにしています。また、実物やレプリカを掲示することでいつでも見たり、触れたりできるようにしています。これらの活動をとおして、新たな視点で事象を捉えられるようになり、知識も増え、自然と社会科に関する話題が増えてきました。
今後も、イメージの変換や環境作りを大切にし、社会科の好きな子どもたちを増やせるように努めていきたいと思います。
私たちの学校改革 ~一分会一テーマのとりくみ~
34:『楽しく学びま専科!』の活動を通して
東葛支部は、教職員(特に若手教職員)が抱える日々の教育実践の悩みを解決するために、支部を挙げて学校改革運動にとりくんでいます。それが今年で3年目を迎えた『楽しく学びま専科!』です。支部組合員の教育実践を交流し、互いに学びあう場として、回を重ねるごとに充実したものとなり、今では支部を支える活動の一つとして定着してきました。
この二、三年の間に東葛支部は多くの新規採用者を迎えました。学校現場の雰囲気も若手教職員が増えたことで今まで以上に活気に溢れています。しかし、職場の雰囲気に慣れる間もなく初任者研修などに追われ、日々の教育現場での実践において悩みを抱えている状況にある新規採用者もいると思われます。しばらく新規採用者がいなかったため、悩みを共有しやすい経験年数の近い先輩教職員がいないこともその一因かもしれません。
そこで、若手教職員のニーズがあると思われる『学級経営』と『体育』にテーマを絞り、組合員が自分の分会の若手教職員(組合員、未組合員)に声をかけ参加を募り、6月に学級経営編として『これでばっちり学期末!通知票作成入門』と『これでばっちり!学級経営!悩みよろず相談』、同じく6月に体育編として『タグラグビー』にとりくみました。参加人数は10人~20人で、自由に質疑応答ができる雰囲気となり、参加者からは「大変参考になりました。早速自分の学級でもやってみます。」「またわからないことがあったら教えていただきたいのですが・・・」などの感想を聞くことができました。
支部の抱える大きなテーマ『組織拡大』の観点からも、人と人との結びつきが深まるこの活動を、今後はテーマを各教科に広げるなどして、さらに発展させていきたいと考えています。
この二、三年の間に東葛支部は多くの新規採用者を迎えました。学校現場の雰囲気も若手教職員が増えたことで今まで以上に活気に溢れています。しかし、職場の雰囲気に慣れる間もなく初任者研修などに追われ、日々の教育現場での実践において悩みを抱えている状況にある新規採用者もいると思われます。しばらく新規採用者がいなかったため、悩みを共有しやすい経験年数の近い先輩教職員がいないこともその一因かもしれません。
そこで、若手教職員のニーズがあると思われる『学級経営』と『体育』にテーマを絞り、組合員が自分の分会の若手教職員(組合員、未組合員)に声をかけ参加を募り、6月に学級経営編として『これでばっちり学期末!通知票作成入門』と『これでばっちり!学級経営!悩みよろず相談』、同じく6月に体育編として『タグラグビー』にとりくみました。参加人数は10人~20人で、自由に質疑応答ができる雰囲気となり、参加者からは「大変参考になりました。早速自分の学級でもやってみます。」「またわからないことがあったら教えていただきたいのですが・・・」などの感想を聞くことができました。
支部の抱える大きなテーマ『組織拡大』の観点からも、人と人との結びつきが深まるこの活動を、今後はテーマを各教科に広げるなどして、さらに発展させていきたいと考えています。
33:職員の和
我が野田小学校は一人ひとりがエネルギッシュで個性あふれる18人の職員で構成されている分会です。
今年度から学校は二期制が導入されました。その関係で初めてとりくむことが増えました。そのためなのか、忙しい毎日を職員は過ごしています。
そこで私たち野田小分会では、忙しい中でも職員の和を忘れず、まとまっていきたいという思いを込めて「職員の和を広げ、深める」をテーマに掲げました。
「和」という言葉には四つの意味があります。
今年度から学校は二期制が導入されました。その関係で初めてとりくむことが増えました。そのためなのか、忙しい毎日を職員は過ごしています。
そこで私たち野田小分会では、忙しい中でも職員の和を忘れず、まとまっていきたいという思いを込めて「職員の和を広げ、深める」をテーマに掲げました。
「和」という言葉には四つの意味があります。
1 おだやかなこと。なごやかなこと。
2 仲良くすること。
3 合わせること。
4 日本的なこと。
2 仲良くすること。
3 合わせること。
4 日本的なこと。
職場がおだやかで、なごやかだと安心して失敗ができます。お互いが仲が良ければその失敗をカバーし合えます。失敗をおそれない職場は前向きな姿勢になってきます。つまり互いの力を合わせることができます。
日本人は昔からこのような人々の「和」を大切にしてきました。日本の祭りではよく御神輿が担がれます。これは豊作や豊漁を祝う気持ちを互いに表したものです。御神輿は特別に強いリーダーがいなくてもみんなで力を合わせ、声を合わせてもんでいるうちに自然と一つの方向に向かっていきます。このような「和」のテイストを大切にしたとりくみを野田小はめざしています。
職員の和を深めていくための具体的なとりくみとして分会会議や職場レクを積極的に開催しています。先日行ったスポーツレクは組合の枠を越えてたくさんの職員でバドミントンを楽しみました。
これからもさらに職場の和を広げ、深めるためのとりくみを工夫し実践していきたいと考えています。
日本人は昔からこのような人々の「和」を大切にしてきました。日本の祭りではよく御神輿が担がれます。これは豊作や豊漁を祝う気持ちを互いに表したものです。御神輿は特別に強いリーダーがいなくてもみんなで力を合わせ、声を合わせてもんでいるうちに自然と一つの方向に向かっていきます。このような「和」のテイストを大切にしたとりくみを野田小はめざしています。
職員の和を深めていくための具体的なとりくみとして分会会議や職場レクを積極的に開催しています。先日行ったスポーツレクは組合の枠を越えてたくさんの職員でバドミントンを楽しみました。
これからもさらに職場の和を広げ、深めるためのとりくみを工夫し実践していきたいと考えています。
32:地域の特性に合わせたとりくみ~外国人児童も輝く学校~
本校では、外国人児童の学力向上に力を入れています。学区に外国人児童が多いという特性があり、日本語教育を充実してほしいという保護者からの強い要望もあります。そこで、分会テーマを評題のように設定し、全教職員で協力してとりくんでいます。
外国人児童の中には、日本語が苦手なために授業についていけない子も少なくありません。保護者も日本語が苦手な方が多く、家庭で学習を手伝う余裕もないのです。日本に来て、「言葉さえできればもっと勉強ができるのに!」と悔しがる児童もいます。
そこで、外国人児童の言葉のハンデをなくし、学校を楽しいと感じてもらうため、本校では「なのはな教室」と「放課後教室」の2本の柱で学力向上に力を入れています。
「なのはな教室」は、各クラスの外国人児童で、普通の授業についていけない日本語レベルの子を対象にした日本語教室です。中国語に通じていて、外国の文化に詳しい担当のほかに、2人の通訳が、毎日交代で勉強を教えに来てくれます。レベルに合わせて一対一の授業もあれば2~3人で一緒に授業をすることもあります。
内容も楽しく、「むき」や「からだ」などの種類についてことばが書かれたカードを作り、カルタ遊びをしながら学習したり、漢字の学習をゲーム感覚で行ったりしています。とてもわかりやすく、児童はどんどん言葉を覚えていきます。
「放課後教室」は、低学年の外国人児童を対象に、国語や算数の補習授業を行っています。主に低学年の担任となのはなの担当で行っています。
学力向上と同時に、「なのはな教室」や「放課後教室」で気づいた児童の様子を担当に聞くことで、担任は児童理解やスキンシップに役立てています。
このようなとりくみで、本校の外国人児童は言葉のハンデをなくし、日本人の児童と仲良く、楽しい学校生活を送っています。
外国人児童の中には、日本語が苦手なために授業についていけない子も少なくありません。保護者も日本語が苦手な方が多く、家庭で学習を手伝う余裕もないのです。日本に来て、「言葉さえできればもっと勉強ができるのに!」と悔しがる児童もいます。
そこで、外国人児童の言葉のハンデをなくし、学校を楽しいと感じてもらうため、本校では「なのはな教室」と「放課後教室」の2本の柱で学力向上に力を入れています。
「なのはな教室」は、各クラスの外国人児童で、普通の授業についていけない日本語レベルの子を対象にした日本語教室です。中国語に通じていて、外国の文化に詳しい担当のほかに、2人の通訳が、毎日交代で勉強を教えに来てくれます。レベルに合わせて一対一の授業もあれば2~3人で一緒に授業をすることもあります。
内容も楽しく、「むき」や「からだ」などの種類についてことばが書かれたカードを作り、カルタ遊びをしながら学習したり、漢字の学習をゲーム感覚で行ったりしています。とてもわかりやすく、児童はどんどん言葉を覚えていきます。
「放課後教室」は、低学年の外国人児童を対象に、国語や算数の補習授業を行っています。主に低学年の担任となのはなの担当で行っています。
学力向上と同時に、「なのはな教室」や「放課後教室」で気づいた児童の様子を担当に聞くことで、担任は児童理解やスキンシップに役立てています。
このようなとりくみで、本校の外国人児童は言葉のハンデをなくし、日本人の児童と仲良く、楽しい学校生活を送っています。
31:体が資本 健康に気をつける職場づくり
本分会では働く上で一番の基本となる「健康」に気をつけ、「無理なく」「楽しく」仕事ができるようにとりくんでいます。多忙化を招かず、しかも親睦を深めることができるように、ポイントを絞って活動してきました。
10月にはPTA主催のソフトバレーボール大会に職員チームとして出場しました。運動不足で一歩目がなかなか出なかったり、空振りをしたり、サーブが味方の後頭部を直撃して仲間割れ(?)をしそうになったり…、とハプニング続きではありましたが、心地よい汗を流すことができました。
2月にはヘルスバレーボールという大きなボールを使ってレクレーションを楽しみました。初めて体験したという分会員も多く、ラグビーボールのようなあの形に慣れるのが一苦労。試合後は体育館で車座に座り、井戸端会議のように話をして楽しく過ごしました。
毎年3月には、「6年生を送る会」で職員の出し物を行っています。恒例のこの出し物を楽しみにしている児童・保護者も多いです。忙しい合間を縫って放課後に練習をするので、「早く終わらせよう」という声も聞かれますが、練習しているうちに熱が入り、いつの間にか一時間、なんていうこともあります。今回は「かさこじぞう」の劇をしました。6年生の担任2人がひげやしわをつけておじいさんとおばあさん役になりきり,ポリ袋で作った衣装を着たお地蔵様やコーラス隊が花を添えました。分会員にとっても、自分の違う一面を見つけたり、ステージに上がる児童の気持ちが少しわかったりと、よい機会となっているので、継続していけたらと思います。
これからも、職員同士が声をかけ合い、楽しく健康的に過ごすことのできる職場づくりに励んでいきたいと思います。
10月にはPTA主催のソフトバレーボール大会に職員チームとして出場しました。運動不足で一歩目がなかなか出なかったり、空振りをしたり、サーブが味方の後頭部を直撃して仲間割れ(?)をしそうになったり…、とハプニング続きではありましたが、心地よい汗を流すことができました。
2月にはヘルスバレーボールという大きなボールを使ってレクレーションを楽しみました。初めて体験したという分会員も多く、ラグビーボールのようなあの形に慣れるのが一苦労。試合後は体育館で車座に座り、井戸端会議のように話をして楽しく過ごしました。
毎年3月には、「6年生を送る会」で職員の出し物を行っています。恒例のこの出し物を楽しみにしている児童・保護者も多いです。忙しい合間を縫って放課後に練習をするので、「早く終わらせよう」という声も聞かれますが、練習しているうちに熱が入り、いつの間にか一時間、なんていうこともあります。今回は「かさこじぞう」の劇をしました。6年生の担任2人がひげやしわをつけておじいさんとおばあさん役になりきり,ポリ袋で作った衣装を着たお地蔵様やコーラス隊が花を添えました。分会員にとっても、自分の違う一面を見つけたり、ステージに上がる児童の気持ちが少しわかったりと、よい機会となっているので、継続していけたらと思います。
これからも、職員同士が声をかけ合い、楽しく健康的に過ごすことのできる職場づくりに励んでいきたいと思います。
30:若年層に対する全職員が一致しての支援(1分会1テーマの運動を受けて)
「事件は現場で起きている。」職員はそれぞれの立場でそれぞれの問題を色々抱えて日々の教育活動にとりくんでいます。
本校に久しぶりの新規採用職員が2人配属になりました。1人は教諭職、1人は事務職で20歳代のフレッシュな若者です。4月の初出勤には「初々しい」という言葉がピタリと当てはまる装いと表情で我々職員の前に立ちました。その姿を見たベテランの職員は口にこそしませんが(なつかしい、がんばれよ。)と思っていたものです。そんな新採者は、右を見ても左を見ても何がなんだか、何をすれば良いかわからないような状態です。そこで、本校は分会テーマを「若年層に対して、全職員が一致しての支援をしよう。」としました。
「○○先生、〇〇をしますから」と言われれば「はい」と元気よく返事が返ってきてあたふたと動く日々がしばらくは続き、初めて保護者に向けて書いた便りは口語体の文が並び、校長・教頭先生から訂正のチェックが入って書き直すなど色々な試練をひとつひとつ乗り越える日々です。
分会への勧誘もあちらから一言、こちらから一言がかかります。しかし、新採者には「組合って何?」という状態です。私たちは「入りましょう。」という言葉ではなく、「千葉県ではね。こんな組織があってね。こんな活動していて…」という説明からじっくりと話をして「すぐに決めることはない、しばらく私たちの活動や様子を見てから考えればいいよ。」と声かけし、職場会へ参加をしてもらい活動を見てもらいました。
今では、2人の新採者も我々の仲間となり、毎日忙しい日々をこなしています。事務職員部では周辺の学校から応援に駆けつけたり、事務の共同実施の日を設けバックアップをしています。
本校に久しぶりの新規採用職員が2人配属になりました。1人は教諭職、1人は事務職で20歳代のフレッシュな若者です。4月の初出勤には「初々しい」という言葉がピタリと当てはまる装いと表情で我々職員の前に立ちました。その姿を見たベテランの職員は口にこそしませんが(なつかしい、がんばれよ。)と思っていたものです。そんな新採者は、右を見ても左を見ても何がなんだか、何をすれば良いかわからないような状態です。そこで、本校は分会テーマを「若年層に対して、全職員が一致しての支援をしよう。」としました。
「○○先生、〇〇をしますから」と言われれば「はい」と元気よく返事が返ってきてあたふたと動く日々がしばらくは続き、初めて保護者に向けて書いた便りは口語体の文が並び、校長・教頭先生から訂正のチェックが入って書き直すなど色々な試練をひとつひとつ乗り越える日々です。
分会への勧誘もあちらから一言、こちらから一言がかかります。しかし、新採者には「組合って何?」という状態です。私たちは「入りましょう。」という言葉ではなく、「千葉県ではね。こんな組織があってね。こんな活動していて…」という説明からじっくりと話をして「すぐに決めることはない、しばらく私たちの活動や様子を見てから考えればいいよ。」と声かけし、職場会へ参加をしてもらい活動を見てもらいました。
今では、2人の新採者も我々の仲間となり、毎日忙しい日々をこなしています。事務職員部では周辺の学校から応援に駆けつけたり、事務の共同実施の日を設けバックアップをしています。
6月のある日、放課後にある打合せの後、本校のベテランである分会長が「新採者は、ひとつひとつのできごとや活動が初めてなのだから解らないのが当たり前。ひとつひとつ細かく教えてあげて、みんなで声をかけ育てていかなければいけないのよね」と改めて一言つぶやきました。何気ない日常の中で気にかけないと言葉数が少なくなり、安易に走りやすくなります。ベテランの先生は、若年層の先生からパソコンを教えてもらいます。若年層には細やかな「知恵」を伝授します。まさに「もちつもたれつ」の状態でわたしたちの職場はこれからも進めて行きたいと思います。